毎日のコーヒー代、バカになりませんよね。
だからこそ、スーパーで輝いて見えるのが「トップバリュ」のコーヒー豆。
その圧倒的な安さに、つい手が伸びそうになる。
でも、同時に、ネットでささやかれる黒い噂。
「リニューアルして、めちゃくちゃまずくなった」
「安かろう、悪かろうの典型」
「一体、どっちを信じればいいんだ!」
そう、イオンのコーヒー豆コーナーの前で、フリーズしていませんか?

分かります。だから僕が、人柱になりました。
噂の3種類を全部買って、実際に飲んで、徹底的に検証しました。
今回は、その忖度ゼロのリアルな感想と、そしてこの「じゃじゃ馬」のようなコーヒー豆を劇的に美味しくする禁断の裏ワザを、あなただけに全てお話しします。




【結論】トップバリュのコーヒー豆はまずい?リニューアル後の評判と3つの原因


まず、あなたが一番知りたい結論から。
「トップバリュのコーヒー豆は、まずいのか?」
答えは【淹れ方次第では、かなりまずい】です。
ネットの悪評は、残念ながら、ある意味で真実。
その原因は、大きく分けて3つあると、僕は分析しています。
実質的な値上げ(量減・価格増)で期待値を下回った
まず、多くのファンをガッカリさせたのが、この事実。
リニューアルで、内容量は500gから380gに減り、価格は逆に上がった。
つまり、れっきとした「実質値上げ」です。
「前は安くて美味しかったのに…」
この、過去の栄光を知っている人ほど「値段は上がって、味は落ちた」と感じてしまう。
この期待値とのギャップが、低評価に繋がる最大の原因でしょう。
UCC監修の公式レシピが「濃すぎて渋みが出やすい」
パッケージの裏には、UCCが監修した、推奨の淹れ方が書いてあります。
「豆13gに対し、お湯140ml」
これは、ハッキリ言って、かなり濃いめの抽出レシピです。
豆の量を多くして、濃く淹れると、コーヒーの嫌な部分「渋み」や「エグみ」まで、根こそぎ出てしまいやすい。
公式の言う通りに淹れた人ほど「なんか、渋くてまずい…」と感じてしまう。
まさに、公式が仕掛けたワナなんです。
豆の品質にばらつき?欠点豆が味に影響している可能性
価格を抑えるため、これは仕方ない部分かもしれません。
僕が豆をチェックした中でも、割れた豆や、焦げすぎた豆、未熟な豆といった「欠点豆」が、ちらほらと混ざっていました。
これらの欠点豆は、コーヒーの味に、不快な雑味や渋みをもたらす原因になります。
「前買った時は美味しかったのに、今回はまずい」
そんな、品質の「ばらつき」も、低評価に繋がる一因だと推測できます。




まずいと噂のトップバリュコーヒー豆3種をレビュー!一番マシなのはどれ?
商品 | 特徴 | 200g価格(税込) | 焙煎度 |
---|---|---|---|
![]() ![]() オリジナルブレンド | ブラジル、エチオピア、ベトナム まろやかな酸味と深いコク | 645円 | 中深煎り |
![]() ![]() モカブレンド | エチオピア、ブラジル、ベトナム フルーティーな香りと深いコク | 645円 | 中煎り |
「じゃあ、3種類の中で、どれが一番マシなの?」そう思いますよね。
僕が実際に飲み比べてみた、超個人的で正直な感想をお届けします。
あなたの豆選びの参考にしてください。
オリジナルブレンド:渋みが際立ち、人を選ぶ味
青いパッケージの、オリジナルブレンド。
ブラジルベースの、いわば「基本の味」です。
しかし、僕の第一印象は「うわ、渋い…」。
香りはあまり立たず、舌の上にピリッと残るような、攻撃的な渋みが特徴。
正直、ブラックでゴクゴク飲むのは、かなりキツいと感じました。
良くも悪くも、一番「まずい」という評判を体現している味かもしれません。
モカブレンド:比較的フルーティーで、3種の中では最も飲みやすい
赤いパッケージの、モカブレンド。
これは、明らかにオリジナルブレンドとは違いました。
封を開けた時の、モカ特有のフルーティーな香りが、ちゃんと感じられます。
飲んでみても、嫌な渋みは抑えられていて、比較的スッキリしている。
もちろん、高級なモカと比べてはいけません。
でも、この3種類の中では、間違いなく【一番飲みやすい】と感じました。
迷ったら、まずはこれから試すのが良いでしょう。
キリマンジャロブレンド:キレの強い酸味が特徴で好みが分かれる
緑のパッケージの、キリマンジャロブレンド。
これは、酸味が好きな人のためのコーヒーです。
ただ、その酸味が、かなり「キレッキレ」。
爽やかでフルーティーな酸味というよりは、舌をギュッと刺激するような、シャープな酸味です。
これが好きな人には、たまらないかもしれません。
でも、コーヒーの酸味が苦手な人は、絶対に避けるべき。
好みが、ハッキリと分かれる上級者向けの味ですね。




【救済法】まずいトップバリュのコーヒー豆を劇的に美味しくする3つの裏ワザ


「買ってしまったけど、まずくて飲めない…」そんなあなたを救う、禁断の裏ワザを伝授します。
僕はこの方法で、あの渋みが強かったオリジナルブレンドを「お、これならイケるじゃん」というレベルまで、変身させました。
挽き目を「中細挽き」→「中粗挽き」に変えて雑味を抑える
まず、コーヒーミルを持っているなら、豆の挽き方を変えましょう。
推奨の「中細挽き」より、一段階か二段階、粗くするんです。
「中粗挽き」くらいが、おすすめ。
豆を粗く挽くと、お湯の通りが良くなり、嫌な成分が抽出されにくくなります。
これだけで、渋みやエグみが、驚くほど抑えられますよ。
お湯の温度を88℃以下に下げ、苦味・渋みを抽出しない
次に、お湯の温度。
グラグラに沸騰した100℃近いお湯は、NGです。
コーヒーの苦味と渋みを、最大限に引き出してしまいます。
沸騰したお湯を、一度別のポットに移すなどして、少し冷ましましょう。
理想は【88℃以下】。
低い温度で、優しく淹れてあげることで、角が取れた、まろやかな味わいになります。
濃く淹れてお湯で薄める「バイパス方式」でクリアな味に
これが、最終奥義。
まず、いつもより少ないお湯で、コーヒーを濃いめに抽出します。
そして、出来上がった濃いコーヒーに、後からお湯を足して、好きな濃さまで薄めるんです。
この「バイパス」という淹れ方をすると、コーヒーの嫌な成分が抽出される前に、抽出を終えることができる。
結果、クリアで、雑味のない、非常にクリーンな味になります。
「この豆、ハズレだったな…」と思った時に、ぜひ試してほしいテクニックです。




トップバリュのコーヒー豆、本当にまずいだけ?コスパと購入時の注意点


ここでは、その「まずさ」を乗り越えるほどの価値が本当にあるのか。
驚異のコスパと、購入で後悔しないための注意点を、正直にお話しします。
1杯約22円のコストパフォーマンスは健在
色々と言ってきましたが、このコーヒーの最大の武器は、やはり「価格」。
僕の計算では、一杯あたり、なんと約22円。
この価格で、毎日レギュラーコーヒーが飲める。
この事実は、何物にも代えがたい、大きな魅力です。
まずいと言っても、淹れ方次第で、ちゃんと飲めるレベルにはなる。
コスパを最優先するなら、選択肢としては、まだまだ「アリ」です。
購入するなら「賞味期限が新しいもの」を選ぶのが鉄則
もし、あなたがトップバリュのコーヒーを買うなら。
棚に並んでいる中で、一番「賞味期限が未来の日付」のものを選んでください。
つまり、一番「焙煎してから日が経っていない、新しい豆」を選ぶということ。
コーヒー豆は、生鮮食品と同じ。
時間が経てば経つほど、酸化して、嫌な酸味や渋みが出てきます。
少しでも美味しい一杯を飲みたいなら、このひと手間を惜しまないで。
正直リピートはあり?工夫次第でデイリーコーヒーにはなる
「で、結局、お前はリピートするの?」
と聞かれたら、僕は正直にこう答えます。
「僕個人としては、多分、しないかな」と。
もう少しお金を出せば、もっと美味しい豆が買えることを、知っているから。
でも、もし「節約が最優先」「淹れ方を工夫するのも楽しい」と思えるなら。
あなたの毎日の相棒として、十分活躍してくれるポテンシャルは秘めています。
全ては、あなた次第、ということです。




トップバリュのコーヒー豆がまずいとの評価に関するよくある質問


ここでは、トップバリュのコーヒー豆に関するよくある質問に回答します。
トップバリュのコーヒー豆はなぜまずいと感じる人がいるのでしょうか?
トップバリュのコーヒー豆は価格が安いため、酸味や苦味が控えめで無難な味わいになっています。
風味の強いスペシャリティコーヒーを好む方には物足りなく感じることがあります。
オリジナルブレンドとモカブレンドで味が異なるため、好みに合わせて選ぶのもおすすめです。
トップバリュのコーヒー豆はどこで購入できますか?
トップバリュのコーヒー豆はイオン系列のスーパーで購入できます。
1kgの大容量パックもあり、手軽に日常的なコーヒーを楽しみたい方にはコスパが良いです。
トップバリュのコーヒー豆は値上げされましたか?
トップバリュのコーヒー豆も他の食品同様、原材料の高騰などにより値上げされることがあります。
最新の価格情報は、イオンの店舗やオンラインストアで確認するのが確実です。
トップバリュのコーヒー豆の製造元はどこですか?
トップバリュのコーヒー豆の製造元は、製品により異なる場合がありますが、イオンのプライベートブランドであるため、信頼性のある製造元が選定されています。
「ユーシーシー上島珈琲株式会社」とパッケージに記載されています。


まとめ:トップバリュのコーヒー豆はまずいという評価だが、淹れ方の工夫で救える
トップバリュのコーヒー豆。
それは、リニューアルによって、多くのファンをガッカリさせた、悲しい運命を背負った豆かもしれません。
何も考えずに淹れれば、その悪評通りの、渋くて残念な味になるでしょう。
でも、それは、豆のポテンシャルを、あなたが引き出せていないだけ。
挽き方、温度、淹れ方。
ほんの少しの「知識」と「愛情」を注いであげれば、その豆は、ちゃんとあなたに応えてくれます。
「まずい」と切り捨てるのは、簡単。
でも、そのじゃじゃ馬を、自分の手で乗りこなしてみる。
そんな、コーヒーとの新しい付き合い方も、また、面白いものですよ。



