【手作り防災グッズ】ダンボールで簡易トイレやベッドの作り方

「防災グッズはダンボールで手作りできる?」
「簡単な作り方を知りたい!」

このように、気になる方も多いでしょう。

ダンボールの防災グッズは簡単に手作りでき、災害時や緊急時に役立ちます

とはいえ、手作りが面倒な場合や強度が心配な方は、市販の防災用品もおすすめです。

この記事では、ダンボールの防災グッズの簡単な作り方をご紹介します。

目次

ダンボールで簡単に手作りできる防災グッズ

まずは、ダンボールで手作りできる防災グッズのやり方を紹介します。

  • 簡易トイレの手作り方法
  • ベッドの手作り方法
  • 椅子の手作り方法

それぞれ詳しく解説します。

簡易トイレの手作り方法

【準備するもの】

  • 同じ大きさのダンボール箱2個(頑丈なもの、例:2Lペットボトル6本入りの箱)
  • 45リットルのポリ袋
  • 粘着テープ
  • カッター
  • 新聞紙
  1. トイレ本体の作り方
    ・1つ目のダンボールの蓋を内側に折る
    ・それを2つ目のダンボールの内側にゆっくり慎重にはめ込む
    ・外側の箱のふたを粘着テープで内側に閉じる
  2. 便座部分の作り方
    ・短い側の一辺を残して、内側に4cm程度のコの字型に切り込みを入れる
    ・外側は切るだけだが、内側は切り抜く
    ・必要に応じて粘着テープで補強する
  3. ポリ袋の取り付け
    ・1枚目のポリ袋を切り抜いた部分にかぶせ、粘着テープで固定
    ・2枚目のポリ袋をかぶせる
  4. 吸収材の追加
    ・新聞紙を細かく砕いて入れる(他に凝固剤、猫砂、おむつなども可)
  5. 仕上げ
    ・外側の短い方の辺に粘着テープをつけ、蓋を開けやすくする

【使用後の手順】

  1. 使用済みの袋を取り出し、空気を抜いて縛る
  2. 密封容器や防臭袋に入れて保管
  3. 一般ごみとは別に分別して廃棄(自治体の指示に従う)

ダンボールの簡易トイレは、災害時や緊急時に役立ちます。

使用方法や廃棄方法については、お住まいの自治体の指示に従うことが重要です。

なお、手作りする手間を省きたい方は、半永久保存できる非常用トイレセットがおすすめです。

防災備蓄におすすめの簡易トイレ」は、こちらの記事で詳しく解説しています。

ベッドの手作り方法

  • 材料準備
    ・ダンボール箱:27個(10枚セットを3セット)
  • 基本構造の作成
    ・ダンボール箱12個を円柱状に組み立てる
  • 強度の向上
    ・各円柱の中に斜めにダンボールを入れる
    ・円柱内部のダンボールにガムテープを貼って補強
  • 構造の拡張
    ・最終的に16個の円柱を作成
    ・円柱を三角形状に配置(3-5-4-3の形)
  • 上部の設置
    ・円柱構造の上にダンボールを敷く
  • 仕上げ
    ・ダンボールの上に布団を敷く

【ダンボールベッドも特徴】

  • 低予算で作成可能
  • 高い強度(四つん這いになっても壊れない)
  • 床からの振動を軽減

【注意点】

  • 実際の強度は使用者の体重や使用状況により異なる
  • 長期使用の場合は定期的な点検と補強が必要かもしれない

ダンボールベッドは、災害時など一時的にベッドが必要な場合に適しています。

簡単に作れる上、予算も抑えられるのがメリットです。

また、手作りの手間を省きたい方は、わずか8秒で設置できる防災ベッドがおすすめです。

椅子の手作り方法

  • 材料準備
    ・ダンボール(大きな箱1つ、その他必要な量)
    ・カッター
    ・接着剤やガムテープ
  • 基本構造の作成
    ・ダンボールを2枚使って十字型の支持構造を作る
    ・ダンボールを巻いて4つの円柱状の支柱を作る
  • 組み立て
    ・十字型構造の隙間4カ所に円柱状支柱を立てる
    ・これらの部品を大きなダンボール箱の中に入れて固定
  • 強度向上
    ・ダンボールの波目(断面の溝)を縦に使う
    ・複数層のダンボールを使用して強度を上げる
  • カッティング
    ・一度に切らず、ダンボールの層を1枚ずつ切る
    ・最初は表面だけ切り、徐々に深く切り進める

【ダンボール椅子の特徴】

  • 縦方向の力に強い
  • ねじれにも強い設計
  • 低コストで作成可能

ダンボール椅子は、通常のダンボール椅子よりも強度が高く、ねじれにも強い設計です。

災害時の簡易椅子や、一時的な使用に適しています。

ダンボールで手作りできない防災グッズ

ここでは、ダンボールで手作りできない防災グッズを紹介します。

  • モバイルバッテリー
  • 10年保存水
  • アルファ化米

それぞれ詳しく解説します。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは、災害時の情報収集や通信に不可欠です。

停電時でも携帯電話やスマートフォンを使用できるため、家族との連絡や最新の災害情報の入手できます

容量10,000mAhのモバイルバッテリーがあれば、スマートフォンを3〜4回フル充電できます。

日常的に使用し、こまめに充電しておくことで、いつでも使用できる状態を維持しましょう。

10年保存水

10年保存水は、長期保存が可能な飲料水です。

通常の水と違い、特殊な処理により長期保存が可能で、災害時の飲料水不足に備えられます

1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を備蓄することが推奨されています。

定期的に在庫と消費期限を確認し、ローリングストック法を活用して新しいものと入れ替えていくことをお勧めします。

アルファ化米

アルファ化米は、長期保存可能な非常食です。

特殊な加工により、お湯や水を加えるだけで食べられる状態になるため、調理設備がない状況でも簡単に食事を取れます

白米だけでなく、五目ご飯やわかめご飯など様々な種類があり、5年以上の長期保存が可能です。

家族の好みや食事制限を考慮して複数の種類を備蓄し、定期的に試食して食べ方に慣れておくことをお勧めします。

まとめ:防災グッズはダンボールで簡単に手作りできる!

ダンボールで簡単に作れる防災グッズとして、簡易トイレ、ベッド、椅子を紹介しました。

ダンボールの防災グッズは低コストで作成可能で、災害時や緊急時に役立ちます

簡易トイレは衛生面に配慮し、ベッドと椅子は強度を重視した設計です。

手作りが面倒な場合は、市販の防災用品も選択肢として挙げられます。

防災グッズを準備することで、非常時の生活環境を改善できるでしょう。

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